ここでは、日常系漫画作品を紹介していく。
原則として、アニメ化していない作品を中心に紹介するようにしたい。
また、総合評価はただ平均をとっているだけなのでたいした意味はない。
著者 | 吉辺あくろ |
掲載誌 | 月刊ガンガンJOKER (スクウェア・エニックス) |
掲載期間 | 2009年5月22日 ~ 2014年9月19日 |
巻数 | 全9巻(完結) |
あらすじ | 主人公後藤は引っ越し先を探している際に、家賃月1万円の訳あり物件を発見する。そこのアパートでは亡くなった少女の霊が出るという噂があったのだが、幽霊が見える家系の後藤は下心全開で入居を決意する。色々あって、怖がりな幽霊少女ひな子と変態紳士後藤の同居生活が始まってしまう。 |
雰囲気 ☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
総合評価 93点
評価点つけるのって難しい。思い出補正かけちゃうとなんでも100点になってしまう。
この作品に出合ったのはまだ中学生の頃だった。当時は単行本を買う財力も無かったので、今は無き地元のTSUTAYAの見本誌を立ち読みして、これ面白れぇってなっていたのを覚えている。そう考えると自分の中での初めてのゆるい萌え4コマ作品がこの『絶対☆霊域』であったのかもしれない。
この作品なかなかおススメできる作品でもある。作者の吉辺あくろ先生独特のギャグは個人的にツボにはまりやすいところがある。加えて、全9巻というちょうどよく満足なボリューム、濃いキャラクター、最終的にきれいにまとまったストーリーなどなど良い感じの要素もたくさんある。取り敢えず読んで。
この作品にすこを感じた人は、作者が同じ『先生!休ませてください!』(コミックキューン、完結)とか『悪魔を踏むを恐れるところ』(月刊ガンガンJOKER、完結)とかも似た雰囲気の作品なので読んで欲しい。見覚えのあるキャラがゲスト出演していたりしているのも好き。
著者 | ぼや野 |
掲載誌 | まんがタイムきらら(芳文社) |
掲載期間 | H28/9月号 ~ |
巻数 | 全2巻(完結) |
あらすじ | 火星でヒーロー会社に勤めるアイリーンは、ヘマをして地球に左遷させられてしまう。そこで出会ったヒーローごっこをする少しイタい一般人ラブリーメロンと、火星からやってきた本物のヒーローアイリーンとのすれ違い系痛快ギャグ4コマ作品。 |
(初期評価)
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
総合評価 80点
(10/10追記時評価)
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
総合評価 90点
この作品はキャラクターの描かれ方が良い。超個性的なキャラクターにかわいらしい幼女、加えてマスコットキャラクター要素も充実している。キャラクターの動きが良いため、一本の4コマ漫画の中から読み取れるストーリーが一つではなく、いくつもの動きが描かれているところが好き。
ワンチャンアニメ化しないかなぁ。少し前はニコニコ漫画とかでも読めたんだけれど、さっき見たら消えていたしなぁ。
(10/10追記)
残念なことにこの作品、9/27に発売された第二巻をもって完結してしまった。二巻は、一巻の頃に比べて、キャラクターの描かれ方やギャグの勢いが増したように感じたし、ストーリー展開も素敵であった。その分、本編の完結は非常に残念であるが、このような作品があったことは決して忘れないように何回も読み直して僕のバイブルにしていきたい。こうやってすぐバイブルを増やすから、僕の家にはバイブルだらけである。
著者 | 吉村佳 |
掲載誌 | 月刊コミックキューン(KADOKAWA MF) |
掲載期間 | H28/10月号 ~ R1/12月号 |
巻数 | 全4巻(完結) |
あらすじ | 高校1年生になった小花悠里の初めての地方暮らし、初めての寮は元温泉旅館の伍色館! 温泉があるだけで幸せなのに、同い年の寮長・姫市原麻耶の料理がとっても美味しくて……? 料理大好きな女の子×温泉大好きな女の子の共同生活!(コミックキューン公式サイトより) |
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
総合評価 77点
この作品は雰囲気が良い。「田舎と女の子」の日常風景を美しい作画で描いている。作品自体の雰囲気は『のんのんびより』に近いか。実際この作品の単行本第2巻の帯はのんのんびよりの作者であるあっと先生のコメントが掲載されていたりもした。他にもSDキャラクターや動物が可愛く良い感じに描かれており、マスコットキャラクター要素も素晴らしいと思う。
また、アニメ化確率は五分五分であると思う。してくれたら嬉しいけど、何分枠で放送されるか、原作を踏まえた上でどのような描き方をするか、など考えなくてはならない箇所は多いと思う。ただ、原作2巻までは安定して連載できているので、3巻で打ち切りということが無ければ十分アニメ化も狙える「雰囲気」を持つ作品であると思う。
著者 | 高坂曇天 |
掲載誌 | まんがタイムきららキャラット(芳文社) |
掲載期間 | H28/5月号 ~ H30/7月号 |
巻数 | 全2巻(完結) |
あらすじ | 新聞部の佐倉桜波は、地元文化を記事にするためお囃子の演奏家・龍谷巌に取材をし、その太鼓の響きに心を奪われる。この感動を伝えるために自分も演奏をしてみることに。”まつりばやし”の調べにのせて、お囃子4コマとして作品が描かれている。 |
雰囲気 ☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
総合評価 73点
この作品を読んで、自分も女の子に混ざってお囃子をやりたい人生だったと思った。この作品、作者さん自身がしっかり取材をして描きあげられた作品であるため、読みごたえもあるし、為になることもある。きらら作品の中には、このように作者さんの取材のもと描かれる作品が他にも存在している。自分が持っている中では、人力飛行機・鳥人間コンテストを描いた『そよ風テイクオフ』という作品もそうだった。
他にもこの作品の全2巻の単行本のカラーページに描かれている描き下ろし部分が、作品の魅力を最大限引き出せて描かれており、とても良い。また、ふーちゃんっていう先輩が可愛い。
著者 | 永山ゆうのん |
掲載誌 | まんがタイムきららMAX(芳文社) |
掲載期間 | H30/8月号 ~ 連載中 |
巻数 | 2巻(未完) |
あらすじ |
鐘ノ台高校に入学した少女天満そらは、電車の乗り降りにも緊張し、自動改札に引っかかるほど電車が苦手である。ところが、彼女は高校では鉄道部に入部するのだという。というのも、幼いころ1人で電車で乗っていて不安で泣いていた時、ずっと一緒にいてくれたお姉さんからもらった手作りの切符に鐘ノ台高校の名が書いてあったからである。そのお姉さんが鐘ノ台高校の鉄道部であったのかも定かではないうえ、普通に考えて卒業しているはずであることを高校入学後に気が付いたそらに、鉄道部が去年で廃部になったという事実が追い打ちをかける。途方に暮れていたところ、廊下に昔お姉さんからもらったものと同じ切符が落ちているのを発見する。。。 鉄道 × 百合のコメディ。 |
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
総合評価 93点
僕はもともと鉄道には詳しくないし、別に好きでもない。どれくらい好きでもないかというと、「電車好きそう」と言われてもノーダメージで流せるくらいである。この作品は鉄道に関する知識がゼロでも気軽に読めるところが良い。そして、何より百合要素が100点満点でベリー👍であるところが特筆すべきところである。
作者の永山ゆうのん先生のことはもともとTwitterで知っていた。可愛らしい女の子を百合だったり、スク水だったりで描くのが神がかっている方である。この作品もキャラクターが見た目から一挙手一投足までとにかくかわいらしく描かれて最高であり、加えて百合である。僕は昇天した。
ネタばれはしたくない人なので詳しくは書かないが、ストーリーもエモエモのファンタスティックであった。第一巻ラストのビビっときた展開が次巻以降どうなっていくのかが本当に楽しみである。
読もう!!!
著者 | こかむも |
掲載誌 | まんがタイムきららMAX |
掲載期間 | 2020 2月号~ |
巻数 | 1巻(未完) |
あらすじ |
アホ人造人間(改造可能):くるみ、その保護者:ちあき、ちあきの幼馴染:さきな、友達の少ない:しゆき、の4人のハチャメチャな高校生活を描く作品。4コマ専門誌に掲載されているが、2~8コマ漫画。 |
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
総合評価 93点
独特の空気感を備えており、きららには珍しい雰囲気の作品。読んでいて良い刺激になる。
表紙からギャグを感じ取ったので購入。予想外の可愛さにKO。
僕の好きなコマは108ページ、1本目、3コマ目。しゆきちゃんかわいい。
著者 | 土管 |
掲載誌 | まんがタイムきららMAX |
掲載期間 | 2019 8月号~ |
巻数 | 1巻(未完) |
あらすじ |
花の高校一年生・風上乙女はある日、ひょんなことから死んでしまう。神と天使すら同情する残念な死に様を晒した彼女は、神のご厚意により条件付きで蘇ることに。その条件というのが、秘密の神具・うちでのおおきづちから出てくるアイテムを駆使して一日一善をするというもの。因みに一善できないと死ぬ。 |
雰囲気 ☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
総合評価 81点
鋭くとがったギャグと、一日一善というテーマによる、各話のオチがはっきりとした読みやすい作品。
表紙買いに迷ったら買う。表紙情報から全てはわからないものである。
著者 | 東ふゆ |
掲載誌 | ドラドラドラゴンエイジ 、ドラドラしゃーぷ# |
掲載期間 | 2018 6月号~ |
巻数 | 5巻(未完) |
あらすじ |
何をされても無表情な柏田さんに、何としても表情を変えたいとちょっかいを出す太田。正反対の二人がわちゃわちゃするラブコメ。 |
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
総合評価 93点
これー良い。こういうので良いんだよ。
良い日常系作品を知っているほどQOLが上がり、研究や就職にも耐えることができる。
著者 | 谷津 |
掲載誌 | きららMAX |
掲載期間 | 2020 1月号~ |
巻数 | 1巻(未完) |
あらすじ |
魔法使いに憧れる少女・貰鳥あむは、夢と魔法使いの島と呼ばれるホレンテ島を訪れる。しかし、その島は大昔の魔法使いの伝承をもとに観光産業に力を入れている、バッタもんの魔法で溢れている島であった。島を観光しつくしたあむは当然本物の魔法使いに関する手がかりを得ることはできなかったのだが、その夜、あむは空を舞うベタな格好の魔法使いを目撃する。人との出会いや伝承に触れていく中で、島のことが少しずつ気になり始めたあむは、島に移住することを決断するのであった。 |
雰囲気 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆☆
ギャグ ☆☆☆☆☆
キャラクター ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
総合評価 100点
この作品は凄い。
出会いはきららの新刊であるという理由から表紙買いをしただけであるが、とにかくストーリーが面白い。
日常系作品はモノによるが、最悪かわいければなんであろうと成立する(横暴な言い方であるが)。その現状でも、世界観を重視してストーリーがよく練られた作品も多く存在している。例えば、『まちかどまぞく』や『うらら迷路帖』、そして本作『ホレンテ島の魔法使い』を挙げておく。そのような作品はたいてい世界観の紹介などの兼ね合いで、1巻だけ読んだところでストーリーを掴むのは難しく、続きを読まないことには色々捉えづらいものであるというのが、今までの僕の見解だった(もちろんキャラがかわいいとかはすぐわかる)。
たが、この作品はその限りではない。不思議な世界感のストーリーに謎は多く存在するが、その謎がちょうど良い感じにアクセントとなり、数話読んだだけで手が止まらなくなった。他にも色々伝えたいことはあるが、下手に紹介して展開の予想をしやすくするのもよくないのでストーリーについては以上。
キャラもかわいい。かるてちゃんボクっ娘かわいいよ~。
読んだらわかると思うけど、アニメになったらかなり映えると思うので是非アニメ化を。最近きららMAX作品強いわ。